NY旅行記 7/1~7/2 最終回

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海外へ行くと日本の良さを知るとよく聞きますが、僕もそう思いました。
ニューヨークは活気に満ちてて最高な街ではあるけど、正直汚いところも目に付きました。ゴミは落ちてるし、地下鉄もだいぶ良くなったとはいえ汚いし運転も荒い。道路はガタガタ。サービスも日本に比べたら雑で荒い。平気でゴミを捨てたりする風習がこんなにも進んでいる都市で行われていたりすることが不思議だった。ニューヨーク全てではないですけどね、もちろん綺麗なところもいっぱいあるだろうけど。そう思うと日本はとても綺麗で細やかなサービスも行き届く国ではあるけど、そんな日本が当たり前ではないんだということを実感します。こんな言い方は良くないかもしれないけど、欧米人はなにかと動作や発言、行動が大胆で大雑把な印象。なのに僕が知る音楽やアートにおいて欧米人はとても繊細で、音でいえば柔らかい音色を奏でることができる。日本人の方が繊細で細かく丁寧にできるはずなのに、その柔らかさを出すことは難しい。ただ何日かいただけで、そんな印象を決めつけるのも失礼な話ではありますが、なんとなく感じたその違いを僕は不思議に思い、興味があった。流れている血の問題とか、民族、風習などなんだか深い根底の部分の違いなんでしょうね、旅はその違いに出逢えることが喜びでもあります。
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ニューヨークで7月を迎え、この日は少し早起きしてブロードウェイミュージカルのチケットを買いに行きました。ラッシュチケットという言わば当日割引券を求めて窓口が開く前に並び購入するんです。しかもこのラッシュチケットは37ドル。これで観れるとは最高です!そして「Chicago」が行われる会場アンバサダー劇場へ行き、列に並んで無事チケットを購入!夜が楽しみになった~

そこから地下鉄に乗ってブルックリンブリッジの入り口、ニューヨーク市庁のあるシティホール駅へ向かいました。地下鉄はメトロカードと乗り換え機能のアプリを使ってほぼ問題なく行けるようになりました。時折車内をコーラスグループが歌いに回ったり、何か意味不明に大声で語っている人など、おかしな人もたくさんいて面白かったけど、チップをせがんできたりするので、そういう怪しい人が来た時はあまり目を合わせないようにしていました。座席は日本みたいなシートはなくプラスチックのまま。冬は寒いだろうな~車内で寝てる人は見かけないですね、それだけ皆用心はしているということだと思います。今でも深夜帯は危険なようだし、駅のトイレは利用しないことにしていました。エントランスやホームにはストリートミュージシャンが多く見られ、クオリティが高くさすがだなと思いました。
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シティホール駅に着いてブルックリンブリッジを歩いて渡ることに。この橋はマンハッタンとブルックリンの間を流れるイーストリバーを渡る1883年にできた吊り橋。1883年というと日本では明治16年。よく映画とかでも使われていますよね~歴史あるこの橋を歩いて渡れるとは…天気も良好です。全長だいたい2キロぐらいなので30分ぐらいで渡れ、上を歩行者と自転車、下を車が行き来しています。木の板をつなぎ合わせてできているので一歩一歩歴史を感じながら広大なスケールを味わえます。張り巡らされているロープが網目のようで素晴らしかった。
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そしてブルックリンに入り、ギターセンターが少し先にあったので行ってみました。海外のギター事情をチェックです!といってもギターセンターは日本の島村楽器やイシバシ楽器とかと同じようで、それほど面白いと思うモノはなかったですね~マンハッタンにもギターセンターはあって、そっちの店舗の方が好みのギターはありました。店員さんに声かけられるので覚えたての「Just looking」と言うと「OK」と。こんな風に普通に返答できることもなんだか嬉しく感じました。

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そしてマンハッタンでぶらぶらした後でホテルへ戻り、夜になってから「Chicago」を観に行きました。20時ぐらいでも十分明るい。会場のアンバサダー劇場は思っていたよりも狭い印象を受け、ステージと客席は割と近い感じですね。昔からこのブロードウェイのホールとしてある由緒ある場所のようです。入り口でパンフの「PLAYBILL」を受け取りました。ハックルの裏ワンマンでもこの「PLAYBILL」を真似て配っていたんです。これは木谷氏のアイデアだったんです。実際にその本物を受け取りしばし感慨に耽りました。席は上手の端の方でしたがラッシュチケットでこんなにいい席とは、驚きでした。そして舞台がスタート、迫力あるステージにすぐに引き込まれました。もちろん英語オンリーですが十分楽しめ、ダンスに歌に衣装に照明、音楽、エンターテインメント全てが集約された見事なステージだった。ロキシー役のブランディノーウッドという女優さんがとてもいい声で、演技も良かったと思っていたらグラミー賞のミュージカル部門で受賞している人だったようです。他の出演者の方々も皆日頃の練習の積み重ねを、ここぞと言わんばかりに全身で発揮しており、簡単な言い方でしか言葉みつからなくて申し訳ないぐらい素晴らしかった。クオリティを下げずに、ずっと同じ内容を繰り返しやり続け人々に感動を与えるなんてほんと凄い。熾烈な争いがあるがゆえに、このブロードウェイというブランドに価値があるということを、目の当たりにした気分でした。
場所、国、ジャンルは違えど同じステージに立つものとして、とても大切なものを教えてもらった気分です。やっぱりライブというものは前の方で観るものですね~!圧巻!最後はスタンディングオベーション。納得のエンディングでした~
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そして次の日7/2ニューヨークでの最後の日を迎えました。だいぶアメリカでの生活も慣れた気分でいましたが、どうしても小銭がうまく使い切れなくて財布の中にいっぱいでした。買い物で札で払ったりするので溜まってしまう。もたもたしてイライラされたりもするのでついつい札で払ってしまう。ニューヨーカー達はせっかちなんだと思いましたね。歩く速度が早いし、歩行者達は全然信号なんて守らない。一方通行が多いから来てないと渡ってしまうんだろうけど。そんなせっかちな印象を受けました。あとコーヒーをよく買ったんですが、僕の好みよりかは薄い感じですね、これがいわばアメリカンなのかもしれないけど。シュガー?ミルク?と聞かれることも多く、頼めば勝手に入れられてしまうようで、なかなか驚きです。この日も朝に屋台でコーヒーとベーグルを買いました。なんだか怒ってるような口調のおっちゃんで、コーヒーの発音がなかなか通じなかったですね。正しくは「コヒィ」みたいな感じです。
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ラストはニューヨークの街を一望しようとロックフェラーセンターの屋上、「 TOP OF THE ROCK」へ行きました。途中でビリージョエルのアルバム「ニューヨーク52番街」のタイトル52番ストリートを素通りしてしまった…なんてことない通りだったがゆえ、なんの意識もなかったことが心残りです。「 TOP OF THE ROCK」からの眺めは文句無しの最高!南側の目の前にエンパイアステートビルがどーんと空を突き刺すように立っている。だいぶ昔に亡くなった祖父に僕はようやく来たよ~と心の中で伝えました。祖父のニューヨーク土産のエンパイアステートビルの絵が描いてあるトランプを大事に使っていた祖母。僕はおばあちゃん子でいつも甘えてばかりいました。幼いころになぜか僕は数字の「8」が好きでトランプのゲームの時にはいつも祖母が僕に「8」を優先してくれました。なので兄はいつも「ツトムくんに8をあげなさい」とむちゃくちゃなことを言われていました。そんなトランプに描かれていたビルを目の前にして旅の満足感と郷愁に思いを馳せていました。
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北側にはセントラルパーク。東側にはクイーンズ、西側にはニュージャージー。見えないけど北東のもっと先にノースアダムスがある。あのキャンプは最高の思い出となった~高い建物が多いのは東京もそうだけど縦横と区画されたマンハッタンの高層ビル群はまさに摩天楼。この旅の締めくくりとして最高の場所でした~ここの屋上はエンパイアと並ぶぐらい観光客人気の場所なので朝早めに来て正解でしたね。「 TOP OF THE ROCK」を降りてからエンパイアステートビルにも行ってみました。エンパイアステートビルのエントランスは思っていたほど大きくはなかったですが、歴史ある趣のある雰囲気でした。上まで上るには結構金額がかかるので次回に。エンパイアステートビルは1930年代に11ヶ月で建てられ、未だにヒビ一つないと!1930年代にはほぼこのニューヨークの街並みは出来ていたというから驚きです。日本だと新宿は1971年に京王プラザが最初で1991年に都庁が完成。違いは歴然ですけどね、日本は地震国ですからね~
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JFK空港までは地下鉄ではなく、LIRRというロングアイランドレイルロードという列車で向かうことにしました。電車好きとしては海外での一般電車も乗っておきたかったんです。ペンシルバニアステーションからチケットを買って、ジャマイカステーションまで一駅ですけど、時間だと30分ぐらい。ボックスシートでなんだか「世界の車窓から」の気分です。このLIRRは読んで字のごとくマンハッタンとロングアイランドを結ぶ日本でいう東海道線のような感じですかね。ほんのすこしの時間でしたけど人々の日常が少しだけ垣間見れてよかったです。ステンレスのシルバーボディがとてもアメリカらしく、スピードよりかはトルク重視的な力強いイメージの車両。車掌に切符を見せた際に少し睨まれて、なんなんだと思ってたら自分が乗ったのは特急だったみたいで別料金がかかるはずだったみたいだが、どうやら見逃してくれたようでした。どうせわかってないし、次で降りるだろうしと思ったのか、なにも言わず睨みだけで終わらせてくれたことに感謝しないと。

ニューヨークは親切な人はいないと聞いていたけど、ところどころで親切にしてくれた人もいたんです。駅のホーム逆だよと教えてくれたり、屋台で並んでた客がお勧めを指差してくれたり、日本人は好きだとお土産店を案内してくれたり、地下鉄でメトロマップ見せてくれたり、ゲストのみの使用トイレを貸してくれたり、思ったほど不親切ではなかった。ずうずうしかったのもあるかもしれないけど。そのぐらいの感じでいてもいいと思いましたね。
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JFK空港に着いて、自分が初めて来た日を思い返しました。あの時の自分と今の自分との違い。不安ばかりの旅ではあったけど、なんとかなりました~今まで言葉通じないからと、なかなか重い腰をあげられなかったけど、まずは行動するべきだなと強く実感。実際行ってみてよくわかった。結局英語の本やノートはほとんど開かなかったです。確かに言葉をもっとわかっていたら、より楽しさは増すだろうとは思うけど、まずはなにより思い切りが重要。綺麗で素晴らしい景色を見ることも旅の魅力ではありますけど、今回エンターテインメントを中心に文化の違いを感じられたことが大きな経験だったと思います。それによって日本との違いを知り受け入れ、そして日本の良さを知ることもできる。海外旅行はそれが最高ですよね。
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帰りの飛行機の機内食、久しぶりに食べたご飯と味噌汁の美味さは忘れられない。このタイミングで和定食を出すあたり全日空さんわかってるな~と関心しました。留守中てんちゃんの面倒をみてくれたタニー、テント貸してくれたケンさんに感謝です。長々と書いてきましたが、読んでくれた皆様どうもありがとうございます。この旅の経験が今後僕にどういう影響を及ぼすのか、もしくは何も変わらないのかそれはわからないですけど、確実に身になる旅であり今後もこのような旅が僕には必要だなと改めて思いました。

ニューヨークへいつか行きたいと思う
僕にいい刺激を与えてくれるんじゃないかなって思ったりする
「マラソン」より。
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by sakuben | 2015-08-19 13:31 | trip


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