NY旅行記 6/28 SOLID SOUND最終日

NY旅行記まだ続いています...もういいって方には悪しからず。
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夜が明けてようやく雨が収まってきた。雲の流れが早く風はまだ強く吹いていた。天気予報によると11時頃にようやく雨が上がることに。結局また眠れずじまいだったから、11時頃までゴロゴロしていようと思った。MASS MOCAでは11時からポスターブックを購入した人達へのWilcoメンバーとのサイン会があるが、止めておいた。ポスターブックは分厚くてこれ以上の荷物の重さは勘弁。ライブ観れたことで充分満足だった。今日は最終日。ここのキャンプサイトも13時にチェックアウトすることになっている。周りの人たちが早々とテントを片し始めていた。風で駄目になってしまったテントも幾つかあって骨組みが捨てられていた。

11時になり予想通り雨は上がってきたのでテントを片し始めました。あれだけ雨が降ったにもかかわらずテントにはまったく浸水してこなかった。凄い!僕の経験で今まで何度か浸水したことがあったから今回もやられるかと思ったけど、全然問題ない。ケンさんも浸水なんてしないからって言ってたしな。進化してるんだな~風にも耐えたしね。僕もこのタイプのテントにしてみようかな。実際に使ってみて良さを知るものです。
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アリスンにチェックアウトを伝え、礼を言った。「You are so kind !」って言ったら、何言ってるの(笑)って感じで笑ってた。異国の地で言葉もままならないのに気持ちが伝わる喜びを感じていました。ありがとうアリスン。僕はザックを担いでシャトルバスに乗りMASS MOCAへ向かった。バスだとほんとすぐだ。会場に着いたところで、Wilcoのベースのジョンを発見!ちょうどサイン会が終わって出てきたとこのようで、声掛けたら快く写真OKしてくれた~相変わらずのイケメンです。ジョンはWilcoの前身アンクルティペロからジェフと共にバンドを続けており、いわばジェフの女房的と言っていいものか。この二人がオリジナルメンバーなのです。たけ兄も大好きなベーシストですね。
荷物をクロークに預けて、会場へ。すぐにカイさんとキョウコさんに声掛けられ、バスで一緒だったコミチさんとも会い、日本人組が揃いコーヒーを飲みながら、昨夜の暴風雨の話しや情報交換などしていました。
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そして僕は皆んなと別れWilcoのギター、ネルスクラインのソロを見に行くことに。会場はMASSMOCAの建物の中「HUNTER CENTER」という、だいたい500人から600人ぐらい入るホールで椅子が並べており、前の方で観れました。ネルスクラインは僕もWilcoに入ってから知ったギタリストでそれまでの経歴などは全然知らないんです。Wilcoの時にはエフェクトを多用したアグレッシブなイメージでしたが、前回のSOLID SOUNDの映像でアコーステックデュオでジャズをやってて面白いなと思っていたんです。もともとはジャズ系のギタリストの様ですね。で、今回はステージ上手にネルスがいつものエフェクト多用のスタイルでギターを弾き、下手にはノートンウィズダムという絵描きの人が即興で水彩画のペインティング。真ん中には前衛的ともいうべきか、男女のダンスパフォーマンス。ノイジーなサウンドにオカルト的な絵と例えようのないパフォーマンス、なんとも摩訶不思議な世界感だった。
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その後は物販など買い、本日のお目当の「Tweedy」を待つ。TweedyはWilcoのボーカルジェフが息子のスペンサーと二人で行っているユニットで、日本にはまだ来ていないので楽しみにしていた。
息子のスペンサーがクールで可愛く、それでいて無駄のない、いいドラムを叩くんです。とても好感がもてる若者。親子でってお互いどんな気持ちでプレイしているんだろうか。仲いいに決まっているだろうけど。TweedyはWilcoよりかはお客さんが少なかったので、楽に前の方で観れました。全体的にゆるい曲が多いんだけど、後からじわじわと来るシンプルな曲たち。無理のない力の入っていない感じが心地いい。
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Tweedyの後はジェフの弾き語り。和やかな空気に持っていくのがほんと上手だな~それにやっぱりいい声だ。僕はこの声に惹かれここまで来てしまったんだ。結局のところ歌を中心としているのであれば、その声に惹かれなければいくらバンドが良くても聴く気にならない。僕はそうなんです、声ほどの楽器はないんだろうな。ジェフは特別上手い歌手というわけではないけれど、彼にしか歌えないものを持っていて、それは上手い下手なんてものではないんです。音楽やアートなど好きな人なら解ると思うんです。そこに僕はぴったりとハマったということなんです。様々な人がいろんなものを求めてそのぴったりを探しているんでしょうね。僕の音楽にぴったりな人も僅かながら存在していることは僕の誇りなんです。
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その後はジェフのゆかりある友人、SOLID SOUNDの出演者などが参加してセッション、最後はWilcoのメンバーが集まり3日間のSOLID SOUNDは終了した。Wilcoのライブはもちろんのこと、デザイン、アート、空間、それぞれが一体となったこのフェスを体験できてほんと良かった。それにしてもここのMASS MOCAを選んでいることは大きな意味があるし、Wilcoというバンドにいい効果をもたらしていると思う。全てジェフのアートセンスなど軸がしっかりしている印象を受けた。
建物のフロアにWilcoタイムラインというところがあり、今までの歴史、当時の写真やコメントなどが貼られており、ファンが自分の思い出のある場所にコメントを書いて貼り付けられるようになっている。僕も最後に感謝の言葉を書き残して来ました~
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帰りのNYCバスは出口のゲートのところで待っていてすぐに出られる状態だった。だが行きの状態と同じでなかなか出発しない。全員揃うのを待っている…まぁそうかもしれないけど。バスリーダーのローレンが点呼を取ります。ローレンはいつも僕の名前でつまづく、ツトムが言えないようだ。そしてようやく出発。僕はふたたび日本人のコミチさんと隣でした。たしかこのバスの説明でDVDを車内で流すと聞いていたが、行きにはそんなDVDの映像サービスはなかった。そしたらローレンがDVDを流しますよ~と。車内が少しだけ盛り上がった感じになったが映されたDVDは、なぜだかジョニーディップの若い頃の映画でWilcoとはなにも関係ない…なんなんだこれは。なんだか可笑しくなっちゃいましたよ。もっとWilcoの秘蔵映像的なものかと思いきや…結局ローレンの観たい映画だったんじゃないのかと…

そして日も沈み、バスは山道を走りハイウェイを目指しました。僕の前に座っているデカイ奴が、なぜだか枕を持ち込んでて前が見えず、くねくねと山道を走るバスに僕は酔ってしまった…連日の睡眠不足もあると思う。このバスは4時間程度の運行だが途中の停留所でドライバー交代があった。その交代の時に休憩時間を設けていないが僕は耐え切れず、ローレンにひとこと言ってバスを降り少し休んだ。アメリカに来て初めてのピンチ状態。スプリングフィールドという街でバス酔いし、一人地べたに座りうなだれた。幼い頃、よくバス酔いになってた。それが嫌なために遠足とか修学旅行とか好きじゃなかった。捉え方によっては三半規管が発達しているともいうべきか、そんなどうでもいいことに思い巡らせていたら、地べたに1セント落ちているのを発見。それを拾って吐き気と戦った。ローレンが水ある?と声をかけてくれた。少ししてなんだかあの1セントが効いたのか落ち着いてきたので、バスに乗り込んだ。ここからはもうハイウェイだ。僕はそれからなんともなくなって少し眠りに落ちた。

そして深夜1時にマンハッタンのミッドタウン、タイムズスクエア付近に到着。行きの集合場所と同じところだ。その場でバスの乗客たちは解散。カイさん、キョウコさん、コミチさんはそれぞれタクシーを拾って、僕はホテルまで歩いて向かった。幾ら繁華街とはいえ、この時間に出歩くのは少し勇気がいったけど、地下鉄よりかはマシかもしれないと思い、足早で進んだ。ところどころで怖そうな連中が群がっていたが、あまりキョロキョロせずに歩いた。タイムズスクエアの辺りは、こんな時間でも人がいっぱい、それになにより明るい。あの緑溢れたノースアダムスとはまったくもって違うこの街のエネルギーにまたしても圧倒された。僕はある程度慣れたフリして歩き続けた。ホテルはすぐにわかった。そしてチェックイン。
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しかし少し問題が…予約していた部屋はすでに先客が入っているため、向かいのホテルで一泊して明日改めて来てくれと。どういうことだ!?今日のホテル費用はもってくれるというが…チェックインが遅れることはすでに、連絡済みであったはず。僕はこの原因はチェックインが遅れたことなのか?と尋ねると、うーん、となにかPCを見ながらしぶり出し、しばらくして空いている部屋を見つけたと言う。なんなんだ…少しなめられたかなと思ったが、ひょっとするとこれって差別ってやつなのかな。まぁいい、部屋があるなら。理由はもうどうでもいいぐらい疲れてた。なんだかもやもやした気分だったが、部屋に入ってシャワーを浴びたかった。結局フェスの間、寒かったり嵐だったりでシャワーを浴びていなかった。ホテルはそれほどリッチなところではないが、場所的に便利なところにあるので結構いい値段だった。9階の部屋に入りすぐにザックを下ろし、シャワーを浴びることに。ここでお湯が出ない…
いろいろ試してみたが出ない。もう頭にきた!なんなんだこのホテル!急いでフロントに行き、お湯が出ないぞ!というと謝罪のひとこともなく、またかみたいな顔をして部屋で待てと。しばらくして従業員が部屋に来て、ガンガンと夜中に配管を叩き少し調整したらお湯が出た。OKなんて言って従業員は偉そうに出て行った。バスタブには叩いた後の破片が散らばったまま…サンキューとは言ったけど、サービスという根本的なところが日本とは違うなと実感。このホテルが問題なだけかな?
シャワーを浴びながら、ムカムカした思いを流しつつ、少し自分の要求だったり意見を伝えられたことが嬉しくもあり、こんなことあってもちょっぴり慣れてきたニューヨークが好きになってきた。スプリングの柔らかいでか過ぎるベッドで、久しぶりに深い眠りについた。
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by sakuben | 2015-08-04 23:44 | trip


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