NY旅行記 6/27 SOLID SOUND2日目

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夜が明けて日が差し込みようやくウトウトしてきたけど、今度は暑くて目が覚める…結局たいして眠れずに朝を迎えた。キャンプサイトは気持ちのいい場所だった。ほとんどが車で来ている人達ばかりで、大きなテントにタープを立てテーブル、チェアと快適なアウトドアを楽しんでいる。僕も今回このフェスのためにチェアを新調。このチェアが最高に座り心地がいい。椅子って重要だなと、今更気付いているのです。フードコーナーでベーコンエッグバーガーを買って、バーナーでコーヒーを入れる。いいね。快適です!前を通りいく人達が時折ハーイと挨拶してくれたりする。やっぱり珍しいのかな。iPhoneとWi-Fiの充電が必要だったので、アリスンに尋ねて教えてもらった。わからないことは進んで聞くべし。旅に引っ込み思案の自分など必要ない。旅に出る時にいつも心がけていることだ。このキャンプサイトにはシャワールームと洗面スペース、フードコーナー、バッテリー充電コーナーと設備されており、困ることはなかった。
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天気予報で夜から天候が崩れるのがわかった。しかもかなり荒れるようだ。この寒さでさらに雨風なんて、たまったもんではない。すぐに雨風の対策をしなくては。フェスは昼からなので時間はある。シュラフを買うことも考えたが、こっちで買うなんて高いし、そもそも売ってる店がない。ウォールマートというスーパーが1.5マイル先にあるらしいが少し遠すぎる。とりあえずノースアダムスの街へ行ってなにか包まれるものか、ウェアでも探すことにした。

街は閑散としており、そんな気の利いた店などなかった。開いているカフェではフェスの客だろう人達がたくさんいた。そのカフェの隣にお土産屋さんのような、アンティーク屋さんのような店があって、奥にトレーナーなどが山積みになってた。地元の学校のトレーナーだと思われ上下あったので、この際デザインはサイズはどうでもいいから、すぐに購入。だが予想よりも高く上下で50ドル。まじか…でも他に店もないので、仕方なし。こんな欲しくもないものに50ドルもかけるとは…店の人が、フェスに来たのかと尋ねてきたので、そうだと応え、キャンプサイトがあまりにも寒いんだと伝えたところ、あらあらといった顔をされた。少し負けてもらえるかなと期待してたんだけどな。
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すぐにキャンプサイトへ戻り、もう昼だったので持ってきていたドライフードを食べることにした。なにか美味いものを食べたいところだが、予想外の出費が出たので節約…山で時々食べるアルファ米のドライカレー。あまり美味しくなかったけど、キャンプサイトが気分いいので、まあいいかと。コーヒーを入れながら、iPhoneいじってたら、タイムテーブル変更の知らせが…!Wilcoの出番が1時間早まったと!理由はヘビーレインのためと書いてある。げ!天気予報みると、夜は暴風雨警報が出てる…荒れることはわかってたけど、警報まで出るとは…フェスには雨スタイルで臨むことに、レインウェア上下、そしてクツがやられると、この後の予定にも支障をきたすので、持ってきたビーチサンダルも用意、これで大丈夫だろう。寒さ対策はトレーナー上下があるし、バッチリだ。
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そしてMASS MOCAへ向かった。ちょうど着いた時に中庭の「Courtyard D」でNRBQが演奏していました。ライブもそうなんですけど、この現代美術館MASS MOCAにも興味あったので建物の中へ。この美術館はニューヨークの近代美術館MoMAよりも規模が大きいらしく、マサチューセッツ、ミュージアム、オブ、コンテンポラリーアートの略でMASS MOCAという。現代美術の展示、収集、研究を行い、1800年代、1900年代の古い赤レンガ作りの建物をそのままに利用している。工場跡などもそのまま残しており、作品と組み合わせが独特で実に面白い。古いものと現代のものとの融合がとてもうまくはまっており、ここにWilcoがこだわるのもうなずける。人工的なアートの部分と自然光や窓から見える山だったりが相反していながらも、ここで一致していることがとても素晴らしく感じた。
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メインのJoe’s Fieldではリチャードトンプソンのライブが始まろうとしていた。この時点で前の方へ行き、場所をとっておこうと考えていたがWilcoのファンたちがすでにシートやらチェアを並べて場所をとっている。前の方でこういう場所取りってさすが年齢層高いだけあるなと思ってしまう。そんな前でも座って観たいと思うんだなと。それでもぐいぐいと前に入りこみリチャードトンプソンを観ていたが、正直あまり面白くない。ギターはめちゃくちゃ上手いけど…Wilcoのジェフがプロデュースしたってことだったからどんなものかと思っていたんだけど、う~ん、僕にはそれほど面白くは感じなかった。一旦前線から離脱してなにか食べようとしていたところ、あの日本人カップル、カイさん&キョウコさんに出会い、ゆっくり芝生に座って話をしました~このSOLID SOUNDの中で日本人はどのくらいいるのだろうか。10人いるだろうか…ステージではマックデマルコが始まっていた。カイさん&キョウコさんも東京の方で、Tシャツ屋さんを経営されているとのこと。このイベントにもご自身で作られたWilcoのTシャツを着ていた。今度お店にも行ってみたいですね。
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そして徐々に雲行きが怪しくなり風が吹いてきた。雨対策は万全だったはずだが、ザックカバーを持ってくるのを忘れてしまった…ザックの上からレインウェアは羽織れない。困ったところに、物販でWilcoポンチョがあるのを発見。しかも5ドル。即購入し上からすっぽりと被った。これでバッチリ。心置きなくライブを楽しめる。そしてマックデマルコが終わり、前の方へ行きWilcoの出番に備えた。雨、風はどんどん強くなる。こうしてアメリカでライブを観るのは初めての経験だけどほんとにこっちの人達ってマリファナとか吸ってるんですね。たくさん見かけました。州によっては合法らしいけど、このマサチューセッツ州では認められていない。すぐ隣に小さな子供がいるファミリーもいるのに…これもまたアメリカなんだな。

そしてWilcoスタート。昨日とは違っていつものフルセット。やっぱり最高です!そしてなにより音がいい!昨日やった曲とはずらしての選曲、さすがでした!このバンドはやっぱりフルセットが抜群にいいです。選曲が意外で、あまりライブではやらない曲とかやってくれたので嬉しかった~降りしきる雨の中はしゃいでしまいました~
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そして最高のライブが終わり、雨も本降りになり皆足早に撤収。カイさんとキョウコさんとも別れテントサイトへ向かいました。シャトルバスはかなり混み合っていたので、また歩いていくことにした。靴をしまってビーチサンダルに履き替え、カッパ上下にポンチョ、バッチリ!もう土砂降りだったけど、素晴らしいライブに心は満たされていた。15分ほど歩きテントへ着き横になった。寒さ対策も万全。だがここから激しい暴風雨に見舞われ寝れる状態ではなかった。いつ吹き飛ばされるか、いつ浸水してくるか…時折もの凄く強く吹き付ける風にテントを押さえ、地面に打ち込んでいたペグが浮き上がってくるので外に出て打ち直した。

久しぶりの一人テントで暴風雨とはなんとついていない雨男かと、嘆く感じではあったけどこれもまた最高の思い出になるなと思ったら、なんだか可笑しく思えてきました。アメリカ本土に初上陸して、しかも遠くの田舎町で一人テントを張り暴風雨に遭う。面白すぎる!
LINEで日本のみんなとダイレクトに繋がっていることがほんと嬉しかった。これぞ「マラソン」の歌詞、孤独を味わうことになるだろうけど~♪ってやつなのか?iPhoneで音楽を聴いてみた。僕のルールで旅に出たときは音楽は持ち込まないことにしているけど、このときばかりは例外。以前山小屋で暴風雨になったときに一人聴いたノラジョーンズの1stを再び聴いてみた。
本気で染みた。冒険心、満足感、孤独感、達成感、いろいろな思いがごちゃまぜになって、バタバタと煽られるテントの中で一人染みていた。全体的に言えば幸福だった。そしてこの日も眠れずに夜を明かした。
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by sakuben | 2015-08-01 01:14 | trip


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