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NY旅行記 7/1~7/2 最終回

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海外へ行くと日本の良さを知るとよく聞きますが、僕もそう思いました。
ニューヨークは活気に満ちてて最高な街ではあるけど、正直汚いところも目に付きました。ゴミは落ちてるし、地下鉄もだいぶ良くなったとはいえ汚いし運転も荒い。道路はガタガタ。サービスも日本に比べたら雑で荒い。平気でゴミを捨てたりする風習がこんなにも進んでいる都市で行われていたりすることが不思議だった。ニューヨーク全てではないですけどね、もちろん綺麗なところもいっぱいあるだろうけど。そう思うと日本はとても綺麗で細やかなサービスも行き届く国ではあるけど、そんな日本が当たり前ではないんだということを実感します。こんな言い方は良くないかもしれないけど、欧米人はなにかと動作や発言、行動が大胆で大雑把な印象。なのに僕が知る音楽やアートにおいて欧米人はとても繊細で、音でいえば柔らかい音色を奏でることができる。日本人の方が繊細で細かく丁寧にできるはずなのに、その柔らかさを出すことは難しい。ただ何日かいただけで、そんな印象を決めつけるのも失礼な話ではありますが、なんとなく感じたその違いを僕は不思議に思い、興味があった。流れている血の問題とか、民族、風習などなんだか深い根底の部分の違いなんでしょうね、旅はその違いに出逢えることが喜びでもあります。
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ニューヨークで7月を迎え、この日は少し早起きしてブロードウェイミュージカルのチケットを買いに行きました。ラッシュチケットという言わば当日割引券を求めて窓口が開く前に並び購入するんです。しかもこのラッシュチケットは37ドル。これで観れるとは最高です!そして「Chicago」が行われる会場アンバサダー劇場へ行き、列に並んで無事チケットを購入!夜が楽しみになった~

そこから地下鉄に乗ってブルックリンブリッジの入り口、ニューヨーク市庁のあるシティホール駅へ向かいました。地下鉄はメトロカードと乗り換え機能のアプリを使ってほぼ問題なく行けるようになりました。時折車内をコーラスグループが歌いに回ったり、何か意味不明に大声で語っている人など、おかしな人もたくさんいて面白かったけど、チップをせがんできたりするので、そういう怪しい人が来た時はあまり目を合わせないようにしていました。座席は日本みたいなシートはなくプラスチックのまま。冬は寒いだろうな~車内で寝てる人は見かけないですね、それだけ皆用心はしているということだと思います。今でも深夜帯は危険なようだし、駅のトイレは利用しないことにしていました。エントランスやホームにはストリートミュージシャンが多く見られ、クオリティが高くさすがだなと思いました。
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シティホール駅に着いてブルックリンブリッジを歩いて渡ることに。この橋はマンハッタンとブルックリンの間を流れるイーストリバーを渡る1883年にできた吊り橋。1883年というと日本では明治16年。よく映画とかでも使われていますよね~歴史あるこの橋を歩いて渡れるとは…天気も良好です。全長だいたい2キロぐらいなので30分ぐらいで渡れ、上を歩行者と自転車、下を車が行き来しています。木の板をつなぎ合わせてできているので一歩一歩歴史を感じながら広大なスケールを味わえます。張り巡らされているロープが網目のようで素晴らしかった。
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そしてブルックリンに入り、ギターセンターが少し先にあったので行ってみました。海外のギター事情をチェックです!といってもギターセンターは日本の島村楽器やイシバシ楽器とかと同じようで、それほど面白いと思うモノはなかったですね~マンハッタンにもギターセンターはあって、そっちの店舗の方が好みのギターはありました。店員さんに声かけられるので覚えたての「Just looking」と言うと「OK」と。こんな風に普通に返答できることもなんだか嬉しく感じました。

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そしてマンハッタンでぶらぶらした後でホテルへ戻り、夜になってから「Chicago」を観に行きました。20時ぐらいでも十分明るい。会場のアンバサダー劇場は思っていたよりも狭い印象を受け、ステージと客席は割と近い感じですね。昔からこのブロードウェイのホールとしてある由緒ある場所のようです。入り口でパンフの「PLAYBILL」を受け取りました。ハックルの裏ワンマンでもこの「PLAYBILL」を真似て配っていたんです。これは木谷氏のアイデアだったんです。実際にその本物を受け取りしばし感慨に耽りました。席は上手の端の方でしたがラッシュチケットでこんなにいい席とは、驚きでした。そして舞台がスタート、迫力あるステージにすぐに引き込まれました。もちろん英語オンリーですが十分楽しめ、ダンスに歌に衣装に照明、音楽、エンターテインメント全てが集約された見事なステージだった。ロキシー役のブランディノーウッドという女優さんがとてもいい声で、演技も良かったと思っていたらグラミー賞のミュージカル部門で受賞している人だったようです。他の出演者の方々も皆日頃の練習の積み重ねを、ここぞと言わんばかりに全身で発揮しており、簡単な言い方でしか言葉みつからなくて申し訳ないぐらい素晴らしかった。クオリティを下げずに、ずっと同じ内容を繰り返しやり続け人々に感動を与えるなんてほんと凄い。熾烈な争いがあるがゆえに、このブロードウェイというブランドに価値があるということを、目の当たりにした気分でした。
場所、国、ジャンルは違えど同じステージに立つものとして、とても大切なものを教えてもらった気分です。やっぱりライブというものは前の方で観るものですね~!圧巻!最後はスタンディングオベーション。納得のエンディングでした~
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そして次の日7/2ニューヨークでの最後の日を迎えました。だいぶアメリカでの生活も慣れた気分でいましたが、どうしても小銭がうまく使い切れなくて財布の中にいっぱいでした。買い物で札で払ったりするので溜まってしまう。もたもたしてイライラされたりもするのでついつい札で払ってしまう。ニューヨーカー達はせっかちなんだと思いましたね。歩く速度が早いし、歩行者達は全然信号なんて守らない。一方通行が多いから来てないと渡ってしまうんだろうけど。そんなせっかちな印象を受けました。あとコーヒーをよく買ったんですが、僕の好みよりかは薄い感じですね、これがいわばアメリカンなのかもしれないけど。シュガー?ミルク?と聞かれることも多く、頼めば勝手に入れられてしまうようで、なかなか驚きです。この日も朝に屋台でコーヒーとベーグルを買いました。なんだか怒ってるような口調のおっちゃんで、コーヒーの発音がなかなか通じなかったですね。正しくは「コヒィ」みたいな感じです。
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ラストはニューヨークの街を一望しようとロックフェラーセンターの屋上、「 TOP OF THE ROCK」へ行きました。途中でビリージョエルのアルバム「ニューヨーク52番街」のタイトル52番ストリートを素通りしてしまった…なんてことない通りだったがゆえ、なんの意識もなかったことが心残りです。「 TOP OF THE ROCK」からの眺めは文句無しの最高!南側の目の前にエンパイアステートビルがどーんと空を突き刺すように立っている。だいぶ昔に亡くなった祖父に僕はようやく来たよ~と心の中で伝えました。祖父のニューヨーク土産のエンパイアステートビルの絵が描いてあるトランプを大事に使っていた祖母。僕はおばあちゃん子でいつも甘えてばかりいました。幼いころになぜか僕は数字の「8」が好きでトランプのゲームの時にはいつも祖母が僕に「8」を優先してくれました。なので兄はいつも「ツトムくんに8をあげなさい」とむちゃくちゃなことを言われていました。そんなトランプに描かれていたビルを目の前にして旅の満足感と郷愁に思いを馳せていました。
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北側にはセントラルパーク。東側にはクイーンズ、西側にはニュージャージー。見えないけど北東のもっと先にノースアダムスがある。あのキャンプは最高の思い出となった~高い建物が多いのは東京もそうだけど縦横と区画されたマンハッタンの高層ビル群はまさに摩天楼。この旅の締めくくりとして最高の場所でした~ここの屋上はエンパイアと並ぶぐらい観光客人気の場所なので朝早めに来て正解でしたね。「 TOP OF THE ROCK」を降りてからエンパイアステートビルにも行ってみました。エンパイアステートビルのエントランスは思っていたほど大きくはなかったですが、歴史ある趣のある雰囲気でした。上まで上るには結構金額がかかるので次回に。エンパイアステートビルは1930年代に11ヶ月で建てられ、未だにヒビ一つないと!1930年代にはほぼこのニューヨークの街並みは出来ていたというから驚きです。日本だと新宿は1971年に京王プラザが最初で1991年に都庁が完成。違いは歴然ですけどね、日本は地震国ですからね~
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JFK空港までは地下鉄ではなく、LIRRというロングアイランドレイルロードという列車で向かうことにしました。電車好きとしては海外での一般電車も乗っておきたかったんです。ペンシルバニアステーションからチケットを買って、ジャマイカステーションまで一駅ですけど、時間だと30分ぐらい。ボックスシートでなんだか「世界の車窓から」の気分です。このLIRRは読んで字のごとくマンハッタンとロングアイランドを結ぶ日本でいう東海道線のような感じですかね。ほんのすこしの時間でしたけど人々の日常が少しだけ垣間見れてよかったです。ステンレスのシルバーボディがとてもアメリカらしく、スピードよりかはトルク重視的な力強いイメージの車両。車掌に切符を見せた際に少し睨まれて、なんなんだと思ってたら自分が乗ったのは特急だったみたいで別料金がかかるはずだったみたいだが、どうやら見逃してくれたようでした。どうせわかってないし、次で降りるだろうしと思ったのか、なにも言わず睨みだけで終わらせてくれたことに感謝しないと。

ニューヨークは親切な人はいないと聞いていたけど、ところどころで親切にしてくれた人もいたんです。駅のホーム逆だよと教えてくれたり、屋台で並んでた客がお勧めを指差してくれたり、日本人は好きだとお土産店を案内してくれたり、地下鉄でメトロマップ見せてくれたり、ゲストのみの使用トイレを貸してくれたり、思ったほど不親切ではなかった。ずうずうしかったのもあるかもしれないけど。そのぐらいの感じでいてもいいと思いましたね。
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JFK空港に着いて、自分が初めて来た日を思い返しました。あの時の自分と今の自分との違い。不安ばかりの旅ではあったけど、なんとかなりました~今まで言葉通じないからと、なかなか重い腰をあげられなかったけど、まずは行動するべきだなと強く実感。実際行ってみてよくわかった。結局英語の本やノートはほとんど開かなかったです。確かに言葉をもっとわかっていたら、より楽しさは増すだろうとは思うけど、まずはなにより思い切りが重要。綺麗で素晴らしい景色を見ることも旅の魅力ではありますけど、今回エンターテインメントを中心に文化の違いを感じられたことが大きな経験だったと思います。それによって日本との違いを知り受け入れ、そして日本の良さを知ることもできる。海外旅行はそれが最高ですよね。
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帰りの飛行機の機内食、久しぶりに食べたご飯と味噌汁の美味さは忘れられない。このタイミングで和定食を出すあたり全日空さんわかってるな~と関心しました。留守中てんちゃんの面倒をみてくれたタニー、テント貸してくれたケンさんに感謝です。長々と書いてきましたが、読んでくれた皆様どうもありがとうございます。この旅の経験が今後僕にどういう影響を及ぼすのか、もしくは何も変わらないのかそれはわからないですけど、確実に身になる旅であり今後もこのような旅が僕には必要だなと改めて思いました。

ニューヨークへいつか行きたいと思う
僕にいい刺激を与えてくれるんじゃないかなって思ったりする
「マラソン」より。
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by sakuben | 2015-08-19 13:31 | trip

NY旅行記 6/29 〜6/30

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SOLID SOUNDでの充実した3日間を終え、ニューヨークで迎えた朝でした。
ホテルは7thアベニューに面しており、まっすぐ10分ほど南へ行けばタイムズスクエア、北はセントラルパークへ5分ほどで行ける場所だった。そしてすぐ隣には、フランクシナトラやキャロルキングなどのライブで有名なカーネギーホールがある。いやー凄いところに来てしまったよ~と草加野郎が田舎者丸出しで、街をぶらぶらしておりました~

ニューヨークは僕の原点アーティストの一人、ビリージョエルの街。行ったこともないのにニューヨークとはきっと彼の曲のような街なんだろうと勝手に想像していた。そのぐらいイメージが焼き付いていた。そしてそんなビリーをこよなく愛していたのが、ビクターのaja recordsでハックルのディレクターだった木谷氏だった。彼とはそんなビリー話から始まり、ハックルをデビューさせ全力で僕らをディレクションし共に喜び苦しんだ親友、言わば戦友なんです。彼はもともとミュージカル畑の人間で、ニューヨークで留学した経験から海外での素晴らしさをよく話してくれました。実際に経験してきた彼の話はとても魅力的で、僕もいつか行ってみたいと思うようになった。昨年のワンマンで久しぶりに会い、やっと行くことにしたよと伝えたら、「まだ行ってなかったのかよ~」と笑われましたけどね。それでもようやく来ることができたんですよ。
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セントラルパークの芝生の上で、そんなことを思い返したりしてサンドウィッチを食べながらゆったりとしていました。とてもいい天気で、トップレス的な女の子が日光浴してて、ニューヨークってこんなのが普通なの…?と思っていました、いいとこだな~なんて。皆がそれぞれ思い思いに自由にしている。寝てたり、はしゃいだり、ジョギングしたり、歌ってたり、野球してたりと。公園ってそもそもそんなところだけど。そしてセントラルパークの中のストロベリーフィールズに行きました。
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Wilcoのジェフの声が好きな理由にどことなく僕の感覚では色気のようなものを感じるんです。そしてそれはジョンレノンの声にも感じてて、僕の好きなボーカリストにはこの色気があるんです。なんとも説明しがたいんですが、どこかいい意味での色気を感じるんです。ジョンはその元祖かななんて勝手に思ったりしてて。この記念碑はジョンレノンが生きてたら45歳であった時の1985年に捧げられたもの。ダコタハウスのすぐそばにあります。残念なことにダコタハウスは工事中で、外観はシートで覆われ見えませんでした…でもここで銃弾に倒れたんだなと。リアルな時の場所にいることを実感しました。いまもオノヨーコさんはここに住んでいるようです。ダコタハウス前の縦に伸びるまっすぐなストリート、ジョンもここを歩いていたんですね。

ニューヨークは地震が少ないところのようで、古く高い建物が多いですね。外に非常階段のある感じが雰囲気あります。通りにはあちこちに屋台があってその場で調理してくれます。僕はサフランライスの上にチキン、レタスなどがたっぷり乗ったチキンオーバーライスというのにはまり、よく食べました~たっぷりで9ドル。まぁまぁしますがお店入るよりは安いんで。この日は近場をぶらぶらして終了。ゆったりと過ごしました~
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次の日の朝、地下鉄に乗って南へ。南へはDOWN、北へはUPと表示されます。マンハッタンの一番南の駅、サウスフェリー駅へ行き、スタテンアイランドフェリーに乗り自由の女神を見ることに。このフェリーは名前のごとくスタテンアイランドとを結ぶ連絡船で無料なんです。で、ちょうど自由の女神の横を通るんです。自由の女神は英語だと「statue of liberty」。実際に見ると意外と小さいものですけどね、ニューヨークのというかアメリカ自体のシンボルですね。
そのあとは貿易センタービルの跡地、グラウンドゼロに。あの9,11の衝撃は僕も忘れられません。あんなことが起こり得るんだなと。それがここの場所だったのかと。広大な跡地に深く水が流れ落ちるモニュメントになっており、犠牲者の名前が彫られたプレートが周りを覆っている。とても綺麗に整備はされていましたが、多くの人たちが神妙な面持ちで訪れていました。アメリカ本土がここまで他所からダメージを受けたのは、これまでなかったのではないかな。平和とは相手を思いやること、ジョンにもう一度この街でイマジンを歌ってもらいたかったですね。
それから歩いてウォール街へ。ウォールストリートはとても狭く、証券取引所も小さな入り口でこんなところで世界は回っているのかと、少し呆気に取られた気分でしたが、古く歴史ある建物が空を覆うように高く、まるで渓谷のようでした。これには圧巻でした~
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夕方にブルックリンのウィリアムズバーグという街へ。マンハッタンとは違い高い建物などは全然なく住宅街のような場所だが、ここの街は工場跡地や廃墟を改造したロフトのギャラリーやカフェ、レストランなどが多く、新たな文化が形成されている場所で近年人気のあるエリアなんだそうです。ここにあるライブハウスで僕の好きなノルウェーのアーティスト「ソンドレラルケ」がライブを行うのを知り見に行きました。ライブハウスは「Musichall of Williamsburg」というストレートな名前。特にチケットなど買っていなかったので当日券を求めて行きました。
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セキュリティの黒人の男性に強い口調で他所で買ってきたものなどはバックにしまえなど言われましたが、意外と親切で窓口を教えてくれ特に問題なくチケットをゲット。会場へ入りました。BARとホールが別々になっていて見やすいですね。大きさも割と広く日本のクアトロと同じぐらいのホール。結構名だたるアーティスト達がここでライブをやっており、数日前にはポールウェラーが入ってたり、デスキャブなどもここでよくやっているようです。海外でライブハウスなんて少し前までは未知で怖いイメージだったけど、実際にやってみればなんてことはない。意外とできてしまうものだ。でもここのホールは結構しっかりしているところだから安心でしたけど、中にはほんと危険なところもあると思います。
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BARでビールを買いホールへ。一人目の登場。この日は出演者が3組で、ソンドレくんは最後です。一人目はジョナスアラスカという青年でソンドレくんと同じノルウェー人。優しく弾き語るいい声のアーティストで、後でソンドレくんのバックコーラスなども務めていたから一緒にツアーを回っているようです。二人目はスティーブマリオンというギターリストで、初めからステージ降りてホールの中で弾きまくるインスト。ジョンスペ的なファズサウンドでメロディックな名曲をあらくれ的な感じでカバーする破天荒タイプ。ノリノリで弾いていたけど、それほど面白いわけではなかった。そしてソンドレくん登場。21時開演で、ソンドレくんが始まったのはすでに23時。バンドスタイルです!
彼のライブは前回韓国でのジャズフェスを見て以来。あの時の弾き語りも素晴らしかった~だが今回は新しいアルバムを引っさげてのバンドスタイルということでよりエネルギッシュな彼を観ることができた。ギターをかなり弾きまくってたね。そして彼の魅力も声であり歌が実にいい。そしておしゃれなコード展開と音楽性の幅が広いわりにトータル的にPOPでありつつROCKなアレンジ。なかなか一筋縄ではいかないPOPの魅力が詰まっている。お客の反応もさすが海外反応が良くて、ソンドレくんもご機嫌、僕も盛り上がりました~途中で2人目のスティーブがギターで参加していましたが、全然破天荒じゃなくそつなくプレイしていた様に突っ込みを入れたくなりました~
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多少キックとフロア、ベースの低音の処理がもう少し上手く分けられているともっと聴こえやすかった気はしましたが、音響設備もいいし、しっかりしている小屋の印象を受けました。十分楽しんでライブハウスを出た時にはすでに深夜1時。雨が少し降り出していた。地下鉄は危険と判断し、タクシーを拾ってホテルまで。車内でジミーファロンの番組がテレビに映されていた。この番組によくいいアーティストがライブ演奏で出てたりしている。ニューヨークで初めての雨。ノースアダムスでは散々だったけどニューヨークではついていた。明日も晴れればいいなとライブでほっこりした気分でホテルへもどった。
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by sakuben | 2015-08-11 21:19 | trip

NY旅行記 6/28 SOLID SOUND最終日

NY旅行記まだ続いています...もういいって方には悪しからず。
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夜が明けてようやく雨が収まってきた。雲の流れが早く風はまだ強く吹いていた。天気予報によると11時頃にようやく雨が上がることに。結局また眠れずじまいだったから、11時頃までゴロゴロしていようと思った。MASS MOCAでは11時からポスターブックを購入した人達へのWilcoメンバーとのサイン会があるが、止めておいた。ポスターブックは分厚くてこれ以上の荷物の重さは勘弁。ライブ観れたことで充分満足だった。今日は最終日。ここのキャンプサイトも13時にチェックアウトすることになっている。周りの人たちが早々とテントを片し始めていた。風で駄目になってしまったテントも幾つかあって骨組みが捨てられていた。

11時になり予想通り雨は上がってきたのでテントを片し始めました。あれだけ雨が降ったにもかかわらずテントにはまったく浸水してこなかった。凄い!僕の経験で今まで何度か浸水したことがあったから今回もやられるかと思ったけど、全然問題ない。ケンさんも浸水なんてしないからって言ってたしな。進化してるんだな~風にも耐えたしね。僕もこのタイプのテントにしてみようかな。実際に使ってみて良さを知るものです。
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アリスンにチェックアウトを伝え、礼を言った。「You are so kind !」って言ったら、何言ってるの(笑)って感じで笑ってた。異国の地で言葉もままならないのに気持ちが伝わる喜びを感じていました。ありがとうアリスン。僕はザックを担いでシャトルバスに乗りMASS MOCAへ向かった。バスだとほんとすぐだ。会場に着いたところで、Wilcoのベースのジョンを発見!ちょうどサイン会が終わって出てきたとこのようで、声掛けたら快く写真OKしてくれた~相変わらずのイケメンです。ジョンはWilcoの前身アンクルティペロからジェフと共にバンドを続けており、いわばジェフの女房的と言っていいものか。この二人がオリジナルメンバーなのです。たけ兄も大好きなベーシストですね。
荷物をクロークに預けて、会場へ。すぐにカイさんとキョウコさんに声掛けられ、バスで一緒だったコミチさんとも会い、日本人組が揃いコーヒーを飲みながら、昨夜の暴風雨の話しや情報交換などしていました。
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そして僕は皆んなと別れWilcoのギター、ネルスクラインのソロを見に行くことに。会場はMASSMOCAの建物の中「HUNTER CENTER」という、だいたい500人から600人ぐらい入るホールで椅子が並べており、前の方で観れました。ネルスクラインは僕もWilcoに入ってから知ったギタリストでそれまでの経歴などは全然知らないんです。Wilcoの時にはエフェクトを多用したアグレッシブなイメージでしたが、前回のSOLID SOUNDの映像でアコーステックデュオでジャズをやってて面白いなと思っていたんです。もともとはジャズ系のギタリストの様ですね。で、今回はステージ上手にネルスがいつものエフェクト多用のスタイルでギターを弾き、下手にはノートンウィズダムという絵描きの人が即興で水彩画のペインティング。真ん中には前衛的ともいうべきか、男女のダンスパフォーマンス。ノイジーなサウンドにオカルト的な絵と例えようのないパフォーマンス、なんとも摩訶不思議な世界感だった。
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その後は物販など買い、本日のお目当の「Tweedy」を待つ。TweedyはWilcoのボーカルジェフが息子のスペンサーと二人で行っているユニットで、日本にはまだ来ていないので楽しみにしていた。
息子のスペンサーがクールで可愛く、それでいて無駄のない、いいドラムを叩くんです。とても好感がもてる若者。親子でってお互いどんな気持ちでプレイしているんだろうか。仲いいに決まっているだろうけど。TweedyはWilcoよりかはお客さんが少なかったので、楽に前の方で観れました。全体的にゆるい曲が多いんだけど、後からじわじわと来るシンプルな曲たち。無理のない力の入っていない感じが心地いい。
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Tweedyの後はジェフの弾き語り。和やかな空気に持っていくのがほんと上手だな~それにやっぱりいい声だ。僕はこの声に惹かれここまで来てしまったんだ。結局のところ歌を中心としているのであれば、その声に惹かれなければいくらバンドが良くても聴く気にならない。僕はそうなんです、声ほどの楽器はないんだろうな。ジェフは特別上手い歌手というわけではないけれど、彼にしか歌えないものを持っていて、それは上手い下手なんてものではないんです。音楽やアートなど好きな人なら解ると思うんです。そこに僕はぴったりとハマったということなんです。様々な人がいろんなものを求めてそのぴったりを探しているんでしょうね。僕の音楽にぴったりな人も僅かながら存在していることは僕の誇りなんです。
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その後はジェフのゆかりある友人、SOLID SOUNDの出演者などが参加してセッション、最後はWilcoのメンバーが集まり3日間のSOLID SOUNDは終了した。Wilcoのライブはもちろんのこと、デザイン、アート、空間、それぞれが一体となったこのフェスを体験できてほんと良かった。それにしてもここのMASS MOCAを選んでいることは大きな意味があるし、Wilcoというバンドにいい効果をもたらしていると思う。全てジェフのアートセンスなど軸がしっかりしている印象を受けた。
建物のフロアにWilcoタイムラインというところがあり、今までの歴史、当時の写真やコメントなどが貼られており、ファンが自分の思い出のある場所にコメントを書いて貼り付けられるようになっている。僕も最後に感謝の言葉を書き残して来ました~
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帰りのNYCバスは出口のゲートのところで待っていてすぐに出られる状態だった。だが行きの状態と同じでなかなか出発しない。全員揃うのを待っている…まぁそうかもしれないけど。バスリーダーのローレンが点呼を取ります。ローレンはいつも僕の名前でつまづく、ツトムが言えないようだ。そしてようやく出発。僕はふたたび日本人のコミチさんと隣でした。たしかこのバスの説明でDVDを車内で流すと聞いていたが、行きにはそんなDVDの映像サービスはなかった。そしたらローレンがDVDを流しますよ~と。車内が少しだけ盛り上がった感じになったが映されたDVDは、なぜだかジョニーディップの若い頃の映画でWilcoとはなにも関係ない…なんなんだこれは。なんだか可笑しくなっちゃいましたよ。もっとWilcoの秘蔵映像的なものかと思いきや…結局ローレンの観たい映画だったんじゃないのかと…

そして日も沈み、バスは山道を走りハイウェイを目指しました。僕の前に座っているデカイ奴が、なぜだか枕を持ち込んでて前が見えず、くねくねと山道を走るバスに僕は酔ってしまった…連日の睡眠不足もあると思う。このバスは4時間程度の運行だが途中の停留所でドライバー交代があった。その交代の時に休憩時間を設けていないが僕は耐え切れず、ローレンにひとこと言ってバスを降り少し休んだ。アメリカに来て初めてのピンチ状態。スプリングフィールドという街でバス酔いし、一人地べたに座りうなだれた。幼い頃、よくバス酔いになってた。それが嫌なために遠足とか修学旅行とか好きじゃなかった。捉え方によっては三半規管が発達しているともいうべきか、そんなどうでもいいことに思い巡らせていたら、地べたに1セント落ちているのを発見。それを拾って吐き気と戦った。ローレンが水ある?と声をかけてくれた。少ししてなんだかあの1セントが効いたのか落ち着いてきたので、バスに乗り込んだ。ここからはもうハイウェイだ。僕はそれからなんともなくなって少し眠りに落ちた。

そして深夜1時にマンハッタンのミッドタウン、タイムズスクエア付近に到着。行きの集合場所と同じところだ。その場でバスの乗客たちは解散。カイさん、キョウコさん、コミチさんはそれぞれタクシーを拾って、僕はホテルまで歩いて向かった。幾ら繁華街とはいえ、この時間に出歩くのは少し勇気がいったけど、地下鉄よりかはマシかもしれないと思い、足早で進んだ。ところどころで怖そうな連中が群がっていたが、あまりキョロキョロせずに歩いた。タイムズスクエアの辺りは、こんな時間でも人がいっぱい、それになにより明るい。あの緑溢れたノースアダムスとはまったくもって違うこの街のエネルギーにまたしても圧倒された。僕はある程度慣れたフリして歩き続けた。ホテルはすぐにわかった。そしてチェックイン。
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しかし少し問題が…予約していた部屋はすでに先客が入っているため、向かいのホテルで一泊して明日改めて来てくれと。どういうことだ!?今日のホテル費用はもってくれるというが…チェックインが遅れることはすでに、連絡済みであったはず。僕はこの原因はチェックインが遅れたことなのか?と尋ねると、うーん、となにかPCを見ながらしぶり出し、しばらくして空いている部屋を見つけたと言う。なんなんだ…少しなめられたかなと思ったが、ひょっとするとこれって差別ってやつなのかな。まぁいい、部屋があるなら。理由はもうどうでもいいぐらい疲れてた。なんだかもやもやした気分だったが、部屋に入ってシャワーを浴びたかった。結局フェスの間、寒かったり嵐だったりでシャワーを浴びていなかった。ホテルはそれほどリッチなところではないが、場所的に便利なところにあるので結構いい値段だった。9階の部屋に入りすぐにザックを下ろし、シャワーを浴びることに。ここでお湯が出ない…
いろいろ試してみたが出ない。もう頭にきた!なんなんだこのホテル!急いでフロントに行き、お湯が出ないぞ!というと謝罪のひとこともなく、またかみたいな顔をして部屋で待てと。しばらくして従業員が部屋に来て、ガンガンと夜中に配管を叩き少し調整したらお湯が出た。OKなんて言って従業員は偉そうに出て行った。バスタブには叩いた後の破片が散らばったまま…サンキューとは言ったけど、サービスという根本的なところが日本とは違うなと実感。このホテルが問題なだけかな?
シャワーを浴びながら、ムカムカした思いを流しつつ、少し自分の要求だったり意見を伝えられたことが嬉しくもあり、こんなことあってもちょっぴり慣れてきたニューヨークが好きになってきた。スプリングの柔らかいでか過ぎるベッドで、久しぶりに深い眠りについた。
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by sakuben | 2015-08-04 23:44 | trip

NY旅行記 6/27 SOLID SOUND2日目

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夜が明けて日が差し込みようやくウトウトしてきたけど、今度は暑くて目が覚める…結局たいして眠れずに朝を迎えた。キャンプサイトは気持ちのいい場所だった。ほとんどが車で来ている人達ばかりで、大きなテントにタープを立てテーブル、チェアと快適なアウトドアを楽しんでいる。僕も今回このフェスのためにチェアを新調。このチェアが最高に座り心地がいい。椅子って重要だなと、今更気付いているのです。フードコーナーでベーコンエッグバーガーを買って、バーナーでコーヒーを入れる。いいね。快適です!前を通りいく人達が時折ハーイと挨拶してくれたりする。やっぱり珍しいのかな。iPhoneとWi-Fiの充電が必要だったので、アリスンに尋ねて教えてもらった。わからないことは進んで聞くべし。旅に引っ込み思案の自分など必要ない。旅に出る時にいつも心がけていることだ。このキャンプサイトにはシャワールームと洗面スペース、フードコーナー、バッテリー充電コーナーと設備されており、困ることはなかった。
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天気予報で夜から天候が崩れるのがわかった。しかもかなり荒れるようだ。この寒さでさらに雨風なんて、たまったもんではない。すぐに雨風の対策をしなくては。フェスは昼からなので時間はある。シュラフを買うことも考えたが、こっちで買うなんて高いし、そもそも売ってる店がない。ウォールマートというスーパーが1.5マイル先にあるらしいが少し遠すぎる。とりあえずノースアダムスの街へ行ってなにか包まれるものか、ウェアでも探すことにした。

街は閑散としており、そんな気の利いた店などなかった。開いているカフェではフェスの客だろう人達がたくさんいた。そのカフェの隣にお土産屋さんのような、アンティーク屋さんのような店があって、奥にトレーナーなどが山積みになってた。地元の学校のトレーナーだと思われ上下あったので、この際デザインはサイズはどうでもいいから、すぐに購入。だが予想よりも高く上下で50ドル。まじか…でも他に店もないので、仕方なし。こんな欲しくもないものに50ドルもかけるとは…店の人が、フェスに来たのかと尋ねてきたので、そうだと応え、キャンプサイトがあまりにも寒いんだと伝えたところ、あらあらといった顔をされた。少し負けてもらえるかなと期待してたんだけどな。
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すぐにキャンプサイトへ戻り、もう昼だったので持ってきていたドライフードを食べることにした。なにか美味いものを食べたいところだが、予想外の出費が出たので節約…山で時々食べるアルファ米のドライカレー。あまり美味しくなかったけど、キャンプサイトが気分いいので、まあいいかと。コーヒーを入れながら、iPhoneいじってたら、タイムテーブル変更の知らせが…!Wilcoの出番が1時間早まったと!理由はヘビーレインのためと書いてある。げ!天気予報みると、夜は暴風雨警報が出てる…荒れることはわかってたけど、警報まで出るとは…フェスには雨スタイルで臨むことに、レインウェア上下、そしてクツがやられると、この後の予定にも支障をきたすので、持ってきたビーチサンダルも用意、これで大丈夫だろう。寒さ対策はトレーナー上下があるし、バッチリだ。
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そしてMASS MOCAへ向かった。ちょうど着いた時に中庭の「Courtyard D」でNRBQが演奏していました。ライブもそうなんですけど、この現代美術館MASS MOCAにも興味あったので建物の中へ。この美術館はニューヨークの近代美術館MoMAよりも規模が大きいらしく、マサチューセッツ、ミュージアム、オブ、コンテンポラリーアートの略でMASS MOCAという。現代美術の展示、収集、研究を行い、1800年代、1900年代の古い赤レンガ作りの建物をそのままに利用している。工場跡などもそのまま残しており、作品と組み合わせが独特で実に面白い。古いものと現代のものとの融合がとてもうまくはまっており、ここにWilcoがこだわるのもうなずける。人工的なアートの部分と自然光や窓から見える山だったりが相反していながらも、ここで一致していることがとても素晴らしく感じた。
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メインのJoe’s Fieldではリチャードトンプソンのライブが始まろうとしていた。この時点で前の方へ行き、場所をとっておこうと考えていたがWilcoのファンたちがすでにシートやらチェアを並べて場所をとっている。前の方でこういう場所取りってさすが年齢層高いだけあるなと思ってしまう。そんな前でも座って観たいと思うんだなと。それでもぐいぐいと前に入りこみリチャードトンプソンを観ていたが、正直あまり面白くない。ギターはめちゃくちゃ上手いけど…Wilcoのジェフがプロデュースしたってことだったからどんなものかと思っていたんだけど、う~ん、僕にはそれほど面白くは感じなかった。一旦前線から離脱してなにか食べようとしていたところ、あの日本人カップル、カイさん&キョウコさんに出会い、ゆっくり芝生に座って話をしました~このSOLID SOUNDの中で日本人はどのくらいいるのだろうか。10人いるだろうか…ステージではマックデマルコが始まっていた。カイさん&キョウコさんも東京の方で、Tシャツ屋さんを経営されているとのこと。このイベントにもご自身で作られたWilcoのTシャツを着ていた。今度お店にも行ってみたいですね。
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そして徐々に雲行きが怪しくなり風が吹いてきた。雨対策は万全だったはずだが、ザックカバーを持ってくるのを忘れてしまった…ザックの上からレインウェアは羽織れない。困ったところに、物販でWilcoポンチョがあるのを発見。しかも5ドル。即購入し上からすっぽりと被った。これでバッチリ。心置きなくライブを楽しめる。そしてマックデマルコが終わり、前の方へ行きWilcoの出番に備えた。雨、風はどんどん強くなる。こうしてアメリカでライブを観るのは初めての経験だけどほんとにこっちの人達ってマリファナとか吸ってるんですね。たくさん見かけました。州によっては合法らしいけど、このマサチューセッツ州では認められていない。すぐ隣に小さな子供がいるファミリーもいるのに…これもまたアメリカなんだな。

そしてWilcoスタート。昨日とは違っていつものフルセット。やっぱり最高です!そしてなにより音がいい!昨日やった曲とはずらしての選曲、さすがでした!このバンドはやっぱりフルセットが抜群にいいです。選曲が意外で、あまりライブではやらない曲とかやってくれたので嬉しかった~降りしきる雨の中はしゃいでしまいました~
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そして最高のライブが終わり、雨も本降りになり皆足早に撤収。カイさんとキョウコさんとも別れテントサイトへ向かいました。シャトルバスはかなり混み合っていたので、また歩いていくことにした。靴をしまってビーチサンダルに履き替え、カッパ上下にポンチョ、バッチリ!もう土砂降りだったけど、素晴らしいライブに心は満たされていた。15分ほど歩きテントへ着き横になった。寒さ対策も万全。だがここから激しい暴風雨に見舞われ寝れる状態ではなかった。いつ吹き飛ばされるか、いつ浸水してくるか…時折もの凄く強く吹き付ける風にテントを押さえ、地面に打ち込んでいたペグが浮き上がってくるので外に出て打ち直した。

久しぶりの一人テントで暴風雨とはなんとついていない雨男かと、嘆く感じではあったけどこれもまた最高の思い出になるなと思ったら、なんだか可笑しく思えてきました。アメリカ本土に初上陸して、しかも遠くの田舎町で一人テントを張り暴風雨に遭う。面白すぎる!
LINEで日本のみんなとダイレクトに繋がっていることがほんと嬉しかった。これぞ「マラソン」の歌詞、孤独を味わうことになるだろうけど~♪ってやつなのか?iPhoneで音楽を聴いてみた。僕のルールで旅に出たときは音楽は持ち込まないことにしているけど、このときばかりは例外。以前山小屋で暴風雨になったときに一人聴いたノラジョーンズの1stを再び聴いてみた。
本気で染みた。冒険心、満足感、孤独感、達成感、いろいろな思いがごちゃまぜになって、バタバタと煽られるテントの中で一人染みていた。全体的に言えば幸福だった。そしてこの日も眠れずに夜を明かした。
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by sakuben | 2015-08-01 01:14 | trip

NY旅行記 6/26 SOLID SOUND

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Wilcoに出会ったのは、2002年の「リバーダンス」のレコーディングの時だった。代々木のレコーディングスタジオに入っててエンジニアの人が、新譜を何枚か買ってきてた中に彼ら4枚目アルバムの「ヤンキーフォックストロット」があったのを覚えている。この当時ショップで面出しされていたし、オルタナカントリーなんて言葉を聞いたのもこの頃だった。聴いた感想はあまりピンときていなかった。ただ変わった音楽だなと、これがオルタナカントリーというのかと。それから2年ぐらいしてはじが、iTunesかなにかのサンプルでWilcoって入っているよと教えてくれて、聴いた時に「すげーかっこいい!」と。それは2枚目のアルバムの「Monday」という曲で、ストレートな、少しルーズなアメリカンロックで、僕の理想とする、ロックンロールだった。なんだか前に聴いたWilcoの印象と全然違ってて、なんなんだこのバンドはと探り始め、今ではこんなにはまってしまったという訳なんです。幾多の困難にあっても、自分の音楽の信念を曲げず貫く姿勢、サウンドに多くの人が惹かれこのバンドは徐々に大きくなっていきました。音楽も聴く時期、タイミングで感じ方は様々だから、あの頃「Wilco」というバンドに出会えたことは僕の人生の中でもかなり大きな出来事だった。

そしてその彼ら主催のフェス「SOLID SOUND」に行く日を迎えた。
起きてからシャワーを浴びたけど、ぬるいお湯で結局すべて洗い終わったあたりでお湯になるという…まさにこれぞNO! NEWYORK !少しお腹が空いていたので、ホテル近くのコンビニのような売店で、グレープフルーツのジュースとバナナブレッドを買った。ちょうど3ドル。紙袋に入れられなんだか外国っぽい。たかだかパン買うことだけなのに、ニューヨークでなんの問題もなくさらりとやりこなした自分が少し嬉しくて、いい朝を迎えた気分だった。10時にチェックアウトして、いよいよフェスへ向かうバスの集合場所へ向かう。フェスはニューヨークから車で4時間ほど離れたマサチューセッツ州のノースアダムスという場所で行われ、その街の現代美術館MASS MOCAというところが会場。ニューヨークからの直行バスをフェスで出していたので、ライブチケットと共に早々と昨年から予約していました。集合場所はタイムズスクエアから少し入ったところで、iPhoneを頼りに早めに行きました。そしてその待ち合わせの場所で日本人のカップルと出会った。カイさんとキョウコさん。カイさんは英語が喋れていたので他に並んでいたアメリカ人たちと話していた。意外にも早く日本人に会い少しホッとしました。
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そしてだいぶ人が集まり、バスのリーダー、ローレンがチェックをしてバスに乗り込んだ。Wilcoももうだいぶベテランバンドなのでお客さんの年齢層は若い人もいるけど、まあ高め。バスに乗り込んだらまた別の日本人女性がいて、隣になった。コミチさんという神戸の方で、かなり洋楽詳しい人だった。バスは長いこと停車できないので時間厳守だとメールでも書いてあったが、遅れてくる人たちがたくさんいて、結局1時間ぐらい出発が遅れた…しかも遅れてきた連中は悪びれる様子もなくハ~イなんておどけて乗り込んできていた。時間に厳しい日本では考えられない...車内ではコミチさんと色々な音楽の話ができて楽しくすごせました。そして会場付近まで来たところでドライバーが道を間違え、狭い道路へ入ったりバックしたりと、なにやってんだか…
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ようやく18時頃に会場MASS MOCAへ到着。メールで送られてきたチケットを見せ、無事会場へ。リストバンドがフェスらしい。ようやく来た!SOLID SOUND! 入り口ではブラスバンド隊が演奏しており、まさにお祭り気分!フェス自体は始まっていたけれど、Wilcoの出番はまだなのでまずはキャンプサイトへ行き、テントを張ってから戻って来ることにした。コミチさん、カイさんとキョウコさん達とは、それぞれ宿泊先が違っていたので、皆さんと別れ、僕は歩いて10分ぐらいのキャンプサイトへ歩いて向かった。

キャンプサイトは「SOLID GROUND」という会場から一番近いキャンプサイトで、ここも早々と予約をした場所だった。この予約のことは以前ブログでも書いたけど、会場のMASS MOCAが電話のみで予約を受け付けており、僕はタジタジの英語で電話し何回も掛け直した。そして日本から出発する少し前にも、再度確認の電話をしたので完全におかしな、英語がまったくダメな日本人が、また掛けてきたぞと覚えられている様子だった。そしてキャンプサイトに到着。受付のところにいた女の子にチェックインをお願いし、名前を告げると「あなたがサクマなの!?』と驚かれ、やっぱり覚えられていた...(笑)。笑われちゃったけど、英語がダメなのをわかってくれているから、親切に教えてくれた。その女の子はここのSOLID GROUNDのチーフで名前はアリスンという陽気な女性だ。
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家族で大きなテントを張れるように、一つのテントスペースは広く、持ち込んだ一人用のテントでは十分過ぎるほどの広さだった。このキャンプサイトは普段はサッカー場なので芝がフカフカで気持ち良かった。テントは溝渕ケンイチロウ氏から借りたもの。一人テントをやるなんて思い返してみれば22歳の時に一人で北海道へバイクで行った時以来、20年ぶりぐらいになる。あの時も友人にテント借りた気がする。持つべきものは友よ~なんて都合のいいこと言ってないで僕もそろそろ買わないとな。あの時に行った北海道が自分にとってとても大きな影響を与えたように、今回の旅が自分にとってまた大きなモノになればいいなと思った。
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テント設置後、軽装で再度MASS MOCAへ。シャトルバスが30分おきに走っていたが、このぐらいは歩く。西日を浴びるノースアダムス、山に囲まれた盆地で綺麗な街だ。このSOLID SOUNDを街全体で歓迎しており、一つのフェスティバルとして、様々ところにお祝いメッセージや表示などがされている。気持ち高ぶって会場へ入った。このMASS MOCAは古い建物を活かした作りで、こじんまりとはしているけど、アイデア豊富な面白い場所で、すぐにいいイベントだって思えた。あちこち見たいところばかりで、キョロキョロしてしまう。メインステージのJOE’S FIELDではすでにリアルエステートが演奏していた。人もいっぱい入ってて、みんなビール片手に楽しんでいる。夕暮れと相まって心地のいい気分だった。日が傾くと気温が下がり、だいぶ冷えてきた。
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そしてWilcoの出番になった。さすがの盛り上がり。とうとうこの日を迎えたよ!当たり前だけど周りは外人さんばかり、でも全然寂しいなんて思わなかったし、好きなものがあるってすごいエネルギーになるなと。この日Wilcoはアコースティックセットでの演奏。正直いつもの大きな音の方が好みだけど、それは明日ということで。3日間全てを違った見せ方にしている、さすが!ステージのすぐ脇に線路があって、そこを演奏中に長い列車が動き出した!まるで演出なのかと思ったぐらいバッチリなタイミングで興奮しました。結局一曲終わるぐらい列車は続いてて、これぞアメリカって感じがしましたね。だいぶ気温が下がって、僕はたまらず物販コーナーで長袖シャツを購入。すぐに着込んだ。そしてフードコーナーでホッドッグを食べた。ここのは抜群に美味かった~
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12時頃にライブが終了、キャンプサイトへまた歩いて帰った。寒暖の差で芝は雨が降ったように濡れていた。テントの中はだいぶ冷え込み、シュラフを持ってこなかったことを後悔した。ケンさんにテントを借りた時に、きっと暑いだろうからシュラフはいいやなんて言ったんです。ケンさんは、じゃあ寒くなった時ようにとシュラフカバーを貸してくれた。ありったけの服を着込んでシュラフカバーに包まっているが、それでも寒い…
山へ行く者として、この軽率だった判断がほんと悔やまれる。最終的にザックに足を突っ込んで夜を明かした。
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by sakuben | 2015-07-30 12:31 | trip

NY旅行記 6/25 出発

アメリカへ行ってから、もう一ヶ月が経とうとしている。帰ってきてからライブなどでバタバタしていたのでようやくブログを書いてみようかと思います。今更かと思われますが、個人的に記録として残しておきたいので、長々続くかもしれませんが、興味ある方は見てくれたらと思います。
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6/25
僕はこの旅のために用意したグレゴリーのザック、バルトロ65ℓを担ぎ成田へ向かった。飛行機は11時出発のANA。初めてのアメリカ本土にしかも1人で入るので、びびってまずは全日空にしました~少し高くてもなにかあった時に安心なので。実はこの飛行機、偶然友人も乗っており驚いた~
ニューヨークまでの直行便、時間にして約13時間。長い~と思っていたけどさすがはANA、快適でそれほど退屈は感じなかったですね。機内食は二回とも美味しかった~
旅の前に英語を少しだけ勉強していたけど、たいして身につかず結局この日を迎えてしまった。なんとかなるだろうと、それほど不安にかられてはいなかったけど、体は正直なのか少しだけ胃が痛み出していた。相変わらずのチキンぶり…隣の席のおばさんと時折ニューヨークの話などをして、少し気が紛れた。お嬢さんがニューヨークで暮らしているそうで、何度も訪れていると。こういうところからもすでに旅の出会いが始まっているのだ。機内からはアメリカ大陸が見下ろせ、これがアメリカなのかとなんだか不思議な気分だった。
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現地時間の11時頃にJFK空港に到着。日付変更線をまたいでいるので、25日に日本を出たのにまた25日がやってきている状態。長い1日だ。iPhoneは電源入れた段階で、現地時間に切り替わった。腕時計のスントは日本時間のままにしておいた。
入国審査に時間がかかると聞いていたが、特に問題もなくスムーズに通り抜けた。入国審査での英語は少し勉強していたのが役に立った。ザックを受け取り荷物検査の際に、中身を全部出せと言われた。食べ物の持ち込みがないかチェックされ、ないと思っていたがキャンプ用のレトルトフードを入れていたのを忘れていた。キャンプフードだと説明して事なきを得たが、なんだか検査官が偉そうでね。その態度にムカついたが、これがアメリカなのかと思うことにした。そして無事ゲートを出て本土上陸!
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何度も憧れ続けてきたニューヨーク、こうしてようやく降り立ってみたが、あまりキョロキョロしていると変な奴らが来るかもしれないなど警戒してしまい感慨に耽る間も無く、マンハッタンへ向かうことにした。天候は晴れており、気温も25℃くらい、快適である。
まずはここからマンハッタンの予約していたホテルへ。手段は電車です。エアトレインというモノレールで、ジャマイカステーションまで行き、そこから地下鉄に乗り換えホテル付近の駅まで向かいます。看板表示が出ているので意外とスムーズに乗って行けました。それにしてもザックの重さが堪える~飛行機疲れもあるだろうけど、これで山なんて、相当な足腰にしなければ無理だなと実感…
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ジャマイカステーションにて地下鉄に乗るためメトロカードを購入。アンリミテッドカードという乗り放題カードが便利なんです。購入時の店員の英語が何言ってんだかわからなかったけど、なんとか買えました。そしてニューヨークでの地下鉄へトライ!入り口辺りにすでに黒人の若い悪そうなのがいたけど、スタスタと平気そうな顔して行く。カードを通して改札を抜ける。映画などで見るような少し暗い感じの駅で、蒸し暑かった。
荒々しくゆっくりとホームにシルバーボディのいかにもアメリカ的無骨な作りの列車が入ってきた。写真を撮りたかったけどまだ止めておく。車内はとにかく揺れる。運転も荒い。車内アナウンスもないので自分で降りる駅をよく見ておかないと通り過ぎてしまう。これでもニューヨークの地下鉄はだいぶ良くなったと言われるぐらいだから、日本の素晴らしさを教えてあげたい。でもなんとなく絵になるような部分が多く、これがニューヨーカーなのかと新鮮な気分でわくわくしていた。途中で一回乗り換えて別のラインへ。乗り換えも案内表示が色や数字で分けられているのでわかりやすい。そしてマンハッタンの33St駅に着き、地下鉄から地上に出た。
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オフィス街のような場所で、建物がとにかく高い。ちょうどランチタイムの時間だったみたいで行き交う人がたくさんいる。僕のような大きなザックなど背負っている奴はいないが、さすがはニューヨーク様々な人がいるのでそれほど僕に関心などもたれない。マンハッタンは京都のように碁盤の目のようになっているので自分の方角さえわかっていれば道を進むのは簡単。縦の通りがアベニュー、横がストリート。今いるところを地図でチェックしてホテルへ向かった。その道中だけでエネルギーある街というのはわかるぐらい、人も車も多く活気がある。天気もよかったので、ウキウキだったが早くこのザックを降ろしたかった。
ほどなくしてホテルへ到着。チェックインの時間にはまだ早かったので入れてもらえなければ荷物を預かってもらおうと考えていたが、もう部屋へ入っていいと言われた。言葉はなんとなく片言でも通じた。狭く小さなホテルだったが昔からの建物で、エレベーターは扉も蛇腹の手動式。これもまた映画で見たような感じだ。部屋はこじんまりとした感じだけど綺麗だった。シャワーは共同のタイプなので言わば安ホテルだが、マンハッタンだと金額はそれでも十分高い。ベッドに倒れ込み、少し横になった。疲れているけど気も張っているからか眠くはなく、ぽわ~としていた。これが時差ボケというやつかな。
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明日からはいよいよWilcoのフェス「SOLID SOUND」。テント生活だ。少し休んでから明日からのキャンプのため、あらかじめ持ってきていたバーナーのカートリッジを買いに行くことにした。カートリッジは飛行機には持ち込めないので。
ニューヨークでの山屋さんを調べておいたので、地図でチェックしていたが、その地図を無くしてしまった…さっきチェックインした時に落としたのかとフロントにも聞いたが見つからなかった。あの地図に色々行きたい場所など書いていたのだ。仕方ないのでホテルの入り口にあった広告がたくさん載っているマンハッタン地図を代用することにした。旅にトラブルはつきものだ。そして再度地下鉄に乗ってSOHOにあるイーストマウンテンスポーツという店へ向かいました。日本でいう石井スポーツや好日山荘のようなショップ。ここでカートリッジを購入。こちらでは大抵安いものでもカード払いが中心なんですね。
用はこれだけだったので少し歩いてみようと、SOHOからブロードウェイを歩いてホテルの方へ向かいました。この辺りではショップも多く観光客がいっぱい。なんだかお祭りのような賑わい。途中で露店の人に話しかけられホットドックと水を購入。水だけでよかったんだけど、ホットドックを買わされてしまった。まあいいかと思ったがそれほど美味くない…ニューヨークの食べもの一発目、定番のホットドックだが失敗。のんびりと街をぶらぶらしながら、都市の感じがいままで見てきたものとは違く感じられようやくニューヨークへ来たんだなと実感し始めてきた。ホテルへ戻り少し寝てしまった。
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ニューヨークには友達のカメラマンM氏がいて(僕のsoloのアー写、ギター弾いてる写真は彼が撮ったものです)この日夜に食事でもしようと日本を発つ前にメールでやりとりをしていた。その約束の時間にハッと目が覚めて急いでホテルの下へ。7、8年ぶりに、しかもニューヨークで再会というのに僕は寝ぼけまなこ状態…悪いっす。とりあえず二人して近況を話しつつぶらぶらと歩くことに。夜の8時ぐらいでも全然明るい。僕らはいつのまにかホテルのあるミッドタウンからグラマシー、グリニッチビレッジ、SOHOを通り抜けトライベッカ辺りまで来ていた。それほどお腹は減っていなかったので、ケバブのようなものやピザなど彼のオススメを食べ、ジャズバーへ連れて行ってくれた。小さなジャズバーだったけどドラム、ウッドベース、ピアノ、サックスというカルテットで力みのない、柔らかな音を奏でていた。ロックフェスに来た僕ですが、本土で初めての音楽体験がジャズなんて大人~!たいして飲めない僕ですが久しぶりの再会とニューヨークという場所とジャズに酔いしれ、ビールが美味しかった~
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その後は僕の希望でタイムズスクエアへ。やっときたぞ~!ニューヨーク!ここなのかとギラギラした世界に圧倒されました。ニューヨークというと、この場所が映るけどここなんだね~と実感。とにかく夜遅くても人が溢れている。
ずっと来たいと思っていた場所にこうしてようやく来ることができた。だいぶ時間かかったけどね。ホテルまで送ってもらいM氏と次回の再会を約束して別れた。僕はベッドで泥のように眠りに落ち長い1日が終わった。
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by sakuben | 2015-07-29 01:53 | trip