スタジオへ向かう電車の中、いつもの一番前の車両へ。
この時期は新人の運転士が初々しい。
僕よりもずっと若そうな運転士が緊張した面持ちで、指差し確認。
ベテラン運転士が後ろから見守る。
命を預かる仕事、ミスの許されない仕事、プロフェッショナルの瞬間。
大きなランドセルを背負った子が、見たがってたから独占してた窓を譲った。
振り返りながらママを呼んでる。
プレステもDSもいいけど、こうゆう車窓を楽しめる子供はいつまでもいてほしいな。
レールのずっと先に何か霞んだものが見える。
少しづつ、少しづつ、近づくに連れぼんやりしてたものが駅だと解る。
未来とはそういうものなのかもしれないな。